母への感謝、心のバリアフリー住宅へ・・・

 

 

母が車椅子を使うようになって半年。

日ごろ目にする不便さを解消したいと、息子さんたちが考えた親孝行リフォーム。

 

 

Independence: 自立支援



それぞれの生活があり、いつも一緒にはいられない。

何なりと超えていた敷居の段差も、いまでは生活の障害となりはじめている。

出来るだけ負担を少なくしてあげたい。

そう思うのは人として、子供として当たり前のこと




Level difference: 段差の生活

部屋と部屋の間には空間を仕切る「敷居」をつくるのが古来の日本の伝統。

その差およそ3センチ。

車いすでは簡単には超えられない。

Independence
support method*
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EVERYONE



今まで通りなるべく一人で生活が出来る事を「自立支援」という。
 

ひとりで食事の用意が出来。ひとりでお風呂に入り。ひとりでトイレにいける。
 

出来るだけ人の力を借りずに自分で出来る環境をつくってあげる事。

 Work scenery : 作業風景

⑴ 和室の畳を撤去します。
 

⑵ スロープをつくるために土をすき取ります。
 

⑶ 浴室の天井・壁・床を解体します。
 

⑷ 玄関の入り口部分もトイレに行きやすくするために床を広げます。
 

⑸ 和室をフローリングにするために下地工事を行います。
 

⑹ 浴室の高さ調整の為にコンクリートを流し込みます。

⑺  フローリングを仕上げます。壁面には手すりの取り付けのために合板を張ります。

⑻ユニットバスを組み立てます。

  • ⑴

    和室解体作業

  • ⑵

    スロープすき取り作業

  • ⑶

    浴室解体

  • ⑷

    玄関下地工事

  •  ⑸

    和室下地工事

  • ⑹

    浴室コンクリート打ち込み

  • ⑺

    フローリング工事

  • ⑻

    ユニットバス組み立て

計画と実行:
A plan and Executio

「バリアフリーにする」といっても建築一般でいう「3ミリまでは許容範囲」は今回除外しました。

既存敷居との際目は敷居の角が丸くなっていたので削り、ほぼフラットに仕上げました。

以前、5ミリまでいかない段差を乗り越えられなかった車椅子の方の教訓があったので、なるべく平らを基本にしました。

トイレはTOTOネオレストハイブリッドタイプにすると却って前までの距離が開いてしまうため、ピュアレストタイプを洗濯して既存全面の壁までの距離をキープしました。

手摺の高さは、現在入院中で使用している高さを基準に車椅子での移乗を考えた動線に取り付けました。

開口部はオープンにして、介助も視野に入れました。浴室は当初ステップ浴槽タイプを推奨しましたが、ベンチと浴槽の縁が30センチあるスクエア浴槽のほうが2方向からのアプローチができることで便利そうでしたので、そちらを選択。

洗面化粧台は取り付けの際に、仮付け段階でご本人に確認して高さを決めました。


 

  • フローリング加工作業風景

  • 大工工事・電気工事作業

  • 工事には加工する作業スペースが必要。

Let's do Together. 

いっしょに実現しよう。



思っていても実現はしない。行動することで新しい生活がまっています。


さあ一緒にはじめましょう!!

 

 

受賞履歴データー



ブロック別部門東京地区

お施主様データ    年齢 80  歳代

 

住宅形態          築年数   35  年 戸建てリモデル面積    85㎡ →85 ㎡
 

リモデル日数   全体( 20日)(内対象部位  20日)
 

リモデル費用    総額(  480  万円) (内対象部位   480  万円)