父への思い・子供たちへの思いやり

 

 


突如の入院から自宅で快適に過ごせるように・・・。

子供たちが父への思いをカタチに変えたストーリー

 

Care: 介護・介助すること



人として生きてきた延長線上に、重荷を背負ったかのような状態になる。

そんなとき、人として、自分自身でがんばれる環境をつくって上げる事を

「介助する」事だと云いたい。




Caring: 日々の生活

介助する方と介助される方。
もっともケアを考えたいのが介助する方。
生活の負担の中にさらに負荷がかかる現実をいかに和らげることが出来るのか。


 

Care free*
×

EVERYONE

 

住宅改修の現場では、段差を解消したり手すりを取り付けたりする事が目的になる場面が多い。
 

でも本当の目的は「使いやすいように補助してあげること」
 

人として自分自身で自信をもって生活出来る環境づくりをしてあげることです。

だからあまり造り過ぎてはいけないのです。


 

BEFORE
「負担を掛けたくない」
「負担を掛けさせたくない」

長年慣れ親しんだ我が家で過ごしたい。 


長年慣れ親しんだ我が家で過ごさせてあげたい。 


お互いに思いやる気持ちのバランスを取る事は難しい。

before1
玄関からの出入りが難しい
before2
正面からのアプローチは難しい
before3
リビングの隣の和室

 Work scenery : 作業風景

⑴ トイレ内部の解体作業。
 

⑵ リビングに直接入れるようにスロープをつくる。
 

⑶ リビングとなりの和室の床を畳からフローリングにかえる。
 

⑷ コンクリートを流し込むための型枠をつくっていく。
 

⑸ トイレの壁開口部分のクロスパテ下地処理をする。
 

⑹ コンクリートを流し込み高さ調整を行って出来上がったスロープ。

  • ⑴

    トイレ解体作業

  • ⑵

    スロープすき取り作業

  • ⑶

    和室床工事

  • ⑷

    型枠作業

  •  ⑸

    トイレクロス下地処理

  • ⑹

    コンクリート打ち込み

計画と実行:
A plan and Executio

2世帯で暮らされている息子さんご夫婦からまもなく退院されるお父様の為に「車椅子移動の出来るリモデル」のご依頼がありました。
リハビリによりかなり回復はされたものの、左半身に麻痺が残り車椅子で生活を余儀なくされました。
「寝室(自室)が和室(畳)の為車椅子移動がスムーズに出来ず、困っている。」
「トイレのドアが狭くて介助する者が一緒に入れない。」
「手すりも使いやすい位置に増設したい。」
「戸外に出るためのアプローチが確保されていない。」といったお悩みでした。

お父様には家でいつまでも元気に快適に過ごして欲しい。その為にも日常の移動をご本人や介助者が負担なくスムーズに行えることを願ってのご依頼でした。
また、お父様も子供たちを思いやり、出来るだけまわりの負担にならぬ様、自力で出来ることはしていきたいという強いご希望がありました。

寝室畳からフローリングに変えたことにより、車椅子移動が左麻痺はあるものの、負担なくスムーズに行え、自力で他室への移動が可能となりました。

トイレの排泄はほとんどの事が自力で行え、深夜などは1人でいくことも可能となりました。

スロープの取り付けにより戸外に出る際の介助も軽減されて、外出する機会も多くなりました。

行動範囲が広がり充実した毎日を楽しく送っています。


 

  • 玄関アプローチ部分

  • 寝室をスムーズに移動したい。

  • 正面からの出入りは補助が必要。

Let's do Together. 

いっしょに実現しよう。



思っていても実現はしない。行動することで新しい生活がまっています。


さあ一緒にはじめましょう!!

 

 

受賞履歴データー



ブロック別部門東京地区優秀賞 お施主様データ    年齢 80  歳代

 

住宅形態          築年数   15   年 戸建てリモデル面積    85㎡ →85 ㎡
 

リモデル日数   全体( 14 日)(内対象部位  14日)
 

リモデル費用    総額(  175   万円) (内対象部位   170   万円)