築７０年の寒さを解消したキッチン

日野市　H 邸

築７０年の趣なあるお宅でのＨさん。

最初のキッカケは浴室が寒くてそれを何とかしたい！とのご依頼でした。

浴室のご提案を重ねて打ち合わせをしているときに普段長く過ごしているキッチンスペースの底冷えがありましたので床暖房をおすすめいたしました。それに伴いキッチンもリニューアルしたいとのことでしたので、お手入れと安全を考慮してプランを作成いたしました。

キッチン施工前。どこか懐かしい趣のあるキッチンセット。

ステンレスフードはコンロからのぞき込むようにしないと掃除ができないため、ちょっと不便です。給湯器は瞬間式、コンロわきは隙間があるため物が落ちやすくなっていました・・・。

底冷えがしていたダイニングキッチン。

ここで過ごす時間が長くご近所のお友達ともここで話されるとのことでしたので・・。

キッカケとなった浴室。

広さのわりには浴槽が据え置きタイプで小さく、段差のことや快適のめんでは、今となっては全く反対の浴室設備でした・・。

段差があった脱衣入り口。

もちろんバリアフリーにしていきます・・。

内部の必要な物をみんなで移動します。それから埃がほかのところにいかないように養生を張っていきます。

浴室内部を解体していきます。

天井を解体しましたら７０年の歴史の埃が舞ってみんな一時退却です。

ゴミは産業廃棄物として処理されます。極力分別をして廃棄します。このトラックで10〜１２万円くらいの廃棄処分代金になります。

懐かしい感じの屋根裏です。

土壁が向きだしのいい感じです。

　　　　　オッとこちらのひとたちはアラブの職人？

床暖房マットです。今回は耐久性のよいマット工法＋床暖用フローリング施工です。

工程表と工事図面はこんな感じでいつも現場に張っています。

浴室の土間コンクリートです。追い炊き配管や給水・給湯配管・排水管もユニットにあわせて位置が決まっています。

床暖房用フローリングを施工中です。

壁下地も進んでいきます・・。

仕上がりとともに養生をしていきます。天候が悪いときには即席の屋根でしのぎます・・。

今回のポイント！

照明器具カバーの計画図面です。

こちらはユニットバスの搬入です。

ユニットバスは部材がいっぱいありますのでわかりやすいように並べていきます。

ユニットは引き戸の出入り口になります。

ほかの部分のバランスをみて着色をしていきます

脱衣室も引き戸をつり込みます。

TOTOフローピアユニットバス１７１７タイプです。出入り口も引き戸にして出入りを楽にしました。

各所に手すりをもうけて安全を確保しました。

浴室出入り口・脱衣室ともにバリアフリーにしました。

洗濯機は給湯をもってきて温水でも洗濯をできるようにしました。

汚れの落ち方や衣類に優しいからです。

ＴＯＴＯシステムキッチンキュイジアです。

オールスライドプランで収納力がアップしたので吊り戸棚はないプランにしました。

アクセントにヘアラインのキッチンパネルとアイボリーの組み合わせで柔らかさをだしました。

いまの建物の雰囲気を壊さないように塗装や配色には気をつかいます。機能的であることも大切ですが、使いやすく、シンプルで飽きがこないデザインも重要なリフォームのポイントです・・・。